第30回、2010年夏スタディツアー感想文 1 2 3 4 5
  ♪旅程(2010年夏)
7/25(日) 午後 事前研修:
ネパールの概要、人身売買と少女買売春、女性・子ども・障害者の現状と人権についてレクチャー、スタディツアーやホスピスでのビーズ指導の方法、出し物に関する説明
8/21(土) 午前 成田発
香港着
夕刻 香港発
カトマンズ着
8/22(日) 午前 マイティ・ネパール本部訪問、女性と子どもの保護施設・職業訓練施設・テレサアカデミーなどを視察
午後 ホスピス訪問、旧市街散策とお菓子セット、ビーズ素材、ホスピスへのお土産の仕入れ
8/23(月) 終日 ホスピス訪問(ビーズ検品&製作指導)
夕刻 お菓子セット作り
8/24(火) 終日 ホスピス訪問(ビーズ検品&製作指導)
8/25(水) 午前 NDWSデイケアセンター訪問
午後 フィールドワーク:NDWS・CBRプログラム対象家庭訪問
8/26(木) 終日 ホスピス訪問:ランチ・パーティー
8/27(金) 終日 フリータイム、観光やフリーマーケット商品の仕入れ
8/28(土) 終日 ホスピスの女性・子どもと交流プログラム:レストランと映画館へ
8/29(日) 午前 国内線でカカルビッタへ
午後 トランジットホーム訪問
8/30(月) 午前 国境見学、トランジット・ホーム訪問
午後 サッチガッタ施設訪問:精神疾患を抱える性犯罪被害者のためのケア施設を視察
8/31(火) 午前 トランジット・ホーム、サッチガッタ施設訪問
午後 国内線でカトマンズへ
9/1(水) 午前 ホスピス、マイティ・ネパール訪問後、出発までフリータイム
午後 カトマンズ発、香港経由で帰国の途へ
9/2(金) 早朝 香港空港発成田空港へ
午後 成田空港解散

1
「ビーズがつないだ想い」

飯野 さん
(東京都 学生 女性)
▲TOPへ
●参加動機
 私がネパールの人身売買を知ったのは、3年前のグローバルフェスタでホスピスの女性たちが作ったビーズ製品を購入したことがきっかけでした。

 それと同時にラリグラス・ジャパンの活動を知りました。ラリグラスのスタッフの方が、人身売買の被害を受けた女性が施設で暮らしながらこのビーズ製品を作っているのだと教えてくれて、「どんな思いで女性たちは毎日を暮らし、どんな思いでビーズを作っているのだろう」と思いました。

 それから人身売買について勉強をしていくうちに、長谷川まり子さんの著書『少女売買』に出会いました。『少女売買』を読み、被害者の女性たちのさまざまな境遇を知るとともに、人身売買問題は、最も解決を急がなくてはならない問題と考えるようになりました。特にネパールでは、国境を越えての人身売買が多いことから、そこまでしてなぜ少女たちは売られていくのだろうと疑問が生まれました。

 そして、私は卒業論文のテーマにネパールの人身売買を選択し、私にできることは何もないことはわかっていましたが、実際にネパールへ行って、ただ「女性たちに会いたい!」と強く思ったことから、スタディツアーの参加を決心しました。


 
 ●ホスピスを訪れて
 ホスピスを初めて訪問したとき、女性たちはみんなもくもくとビーズを作成していました。私は、やっと会えたという思いと、女性たちとうまくコミュニケーションを取れるだろうかという緊張の思いでいました。

 しかし、まり子さんから私たちを紹介していただいた際に、「彼女はあなたたちのビーズを日本で買ってここまで会いに来たのよ。すごくすごく会いたかったのよ」と私の紹介に言葉を添えていただき、それを聞いて、つい胸がいっぱいになって涙ぐんだ私を見て、何人もの女性が一緒に涙してくれました。

 彼女たちの多くが家族から距離を置かれ、待っている人も、訪ねてくる人もいない中、見知らぬ日本人の私が訪問に来たことでこんなに喜んでくれるのだと思い、あらためて彼女たちの孤独を思い知らされました。

 彼女たちは、私たちをお客としてもてなしてくれて、「誰かに世話を焼けることが嬉しい」という気持ちが伝わってくるほど、手厚くお世話をしてくれました。売春宿で壮絶な暮らしを強いられていたとは考えられないほど、みんな穏やかな表情をしていたのがとても印象的でした。

 ホスピスの子どもたちは、とにかく元気でかわいかったです。病気なのだということを忘れてしまうほど力がありあまっているという印象を受けました。子どもたちはみんな先生の言うことはよく聞き、勉強にも熱心でした。年長の子どもたちは年少の子どもの面倒をみて、私たちのことまで気遣ってくれました。日本の子どもたちが見習うべき所がたくさんあるなと感心してしまいました。 

 
●マイティ・ネパールを訪れて
 マイティ・ネパールは、文字通り女性たちの駆け込み寺という印象を受けました。私たちが初めて訪れたときも、受付では女性が泣きながら話を聞いてもらうのを待っているという状態でした。

 代表のアヌラダさんの説明では、毎日2~3人の相談者が訪れ、多い日には10人も来ると聞いて驚きました。その多くがDVや性犯罪被害者ということで、女性の社会的地位は本当に低いのだと感じました。

 そんな中、マイティ・ネパール事務局を若い女性たちがグループで訪問していました。彼女たちは、ネパール国内の風俗店で働かされていた女性たちで、自分たちのような女性を救いたいとNGOを立ち上げたのだと聞きました。それを聞いて私は、女性が自分たちで立ち上がることできっとネパールの女性の地位も上がっていくだろうと嬉しい気持ちになりました。

 現地NGOの厳しさを知っているまり子さんは彼女たちに「絶対途中でやめてはだめよ」と言っていました。確かに立ち上がったばかりのNGOへのサポートは少なく、子どもを持つ女性も多いことや、NGO活動をしていることを家族に内緒にしているなど、たくさんの問題を抱えているようでした。今後、彼女たちが困難にめげずに、第二のアヌラダさんとなって活躍していってくれることを期待したいです。

 また、学校施設 は多くの子どもたちであふれ、教室は満員ともいうべき状態でした。しかし、子どもたちは肩を並べ合ってお互いに譲り合いながら机や椅子を共有していました。女の子はナース、男の子はドクターになりたい! という子どもが多く、その夢を現実のものにさせてあげたいなと思い、日本では当たり前のようになっていますが、やはり子どもが教育を受けられる環境にいることは大事だと思わされました。
 ●NDWS訪問、障害児の家庭訪問
 NDWSのデイケアセンターは、本当に山の奥のそのまた奥のゴダワリという場所にありました。日本とは違い、ネパールでは民間団体が障害児をケアしていることには、びっくりしました。NDWSは特に障害児の家族が運営をしているそうで、家では障害児の面倒をみて、外では施設を運営しているのは本当にすごいことだと感心しました。

 また、妊婦に対して啓蒙活動をすることで、難産などが原因の障害児が生まれるのを防ぐことができたという話を聞いて、NDWSが正しい知識を広めていくことで障害児に対する考え方や差別などが少しでも改善され、今後も成果を上げていってほしいと思いました。

●最後に
 日本に帰ってから、スタディツアーに参加して良かったとあらためて思いました。私は、ホスピスでの最後の日に子どもたちに「必ずまた会いに来ます」と約束をしました。家族のように自分のことを受け入れてくれた、そんなホスピスのみんなの孤独を知ってしまったからこそ、一度きりの人と思われることが嫌だったのです。

 しかし、そんな約束をしたからか、帰ってきてからもよくホスピスのみんなの顔や子どもを抱っこしたときのあったかさを思い出します。また会えるまで、私と同じようにホスピスのみんなも、私の顔を思い浮かべてくれているといいな。

 最後になりましたが、私は一人ではこんなに実りの多い経験をすることはできませんでした。まり子さん、石川さん、秋山さん、ラリグラス・ジャパンの皆さま、ラジャさん、金田さん、徳山さん、まどかちゃん、ゆきちゃん、皆さんのおかげでたくさんのことを学ぶことができました。貴重な経験を本当にありがとうございました。
 

2
2010年度 スタディツアーの感想文

大橋 さん
(埼玉県 学生 女性)
▲TOPへ
 スタディツアーに参加して、私は想像することの大切さと難しさを感じた。2週間という期間はとても充実していて、もっと長くネパールにいたような気がする。

 私がツアーに参加したのは、国際フォーラムに参加した際にラリグラス・ジャパンを知ったことがきっかけだ。まずラリグラスの活動を知り、それからまり子さんの著書、『少女売買』を読んだ。今私は移民をテーマに学ぶ大学のゼミに所属していて、講義を通して人身売買について学んだ。

 『少女売買』を読んだとき、今までは講義で学んでいた机上の事実が、現実のものとしてありありと浮かんできたことを覚えている。教科書に書いてあった通りの手口で女の子たちは連れ去られ、性産業に従事させられているという事実を、今までは遠く異なった世界の話のように感じていたけれど、現実のものとして体感できたのだと思う。それをきっかけにネパールという国を自分の目で見て、感じるためにツアーに参加した。

 初日、夜にカトマンズに着いたときは、もうやっていけないと思った。街はゴミであふれているし、野良犬だらけで、水も黄色く、お湯も出ない。ところが2日目になると、前述したことはもはや全く気にならず順応していた。今思えば、それはホスピスやNDWS、サッチガッタの女の子や子どもたちのおかげかなと思う。
 
 目がきらきらしているというのは、このような子たちのことをいうのだと感じた。私は今までに、例えば自閉症や統合失調症の子たちと交流したことがなかった。どう接すればいいのだろうか、言葉も通じない私とすぐにうちとけて遊んでくれるのだろうかと不安があった。

 しかしそのような心配も無駄で、みんな手を引っ張って輪の中へ連れて行ってくれ、「アンティ、アンティ!」と呼びかけてくれた。あの声や笑顔は決して忘れられない。

 ホスピスではみんな本当にかわいくて、私はめろめろになった。子どもたちとは、何が面白いのか、ひたすらじゃんけんをして遊んだこともあった。女の子たちとはクルタを褒め合い、髪を結んであげた。みんな明るく、くったくなく接してくれるのでHIVに感染していること、かつては性産業で働かせられていたことをつい忘れてしまう。

 しかし髪の毛の下の地肌にはタバコを押しつけられたような跡があったり、検査結果を見れば数値が下がっていたりする。子どもたちもみんなそれぞれに夢を持ち、「科学者になりたい」「お医者さんになりたい」と話していて、その夢が叶ってほしいと強く思うのと同時に、その難しさも感じた。

 他人のことを思いやることができる本当に素晴らしい子たちが、どうしてこのような重荷を背負わせられなければならないのだろうかと、憤りを感じた。
 NDWSでは私自身も彼らの活動で啓蒙された一人だと思う。障害児であっても私たちと何ら変わりはないのだとわかった。カメラを向けると決まってクールな表情を浮かべる子、カメラが大好きな子、メイクが好きでカージェルがよく似合っていた子。

 みんな個性豊かでとても書ききれない。日本でも私のようにあまり障害を持つ子どもに接したことがないと、怖いと思ってしまったり偏見の目で見てしまったりするのではないかと思う。ネパールの“輪廻転生”という宗教的な考えによって生まれてしまった偏見や差別を払拭していくことは容易ではなかったであろう。これからNDWSの啓蒙活動がもっともっと伝わっていくことを期待している。

 サッチガッタのメンタルケア施設で私は別れの際に泣いてしまい、女の子になぐさめてもらった。周りに何もなく、訪れてくれる人もいないような生活はどんなに寂しいだろうかと思う。体にも心にも大きな傷を負い、自分の世界に入っている彼女たちに私ができることは、喜ばせることぐらいしかないと思い、どんどん日本語で話しかけた。

 手品に歓声を上げてくれたときは本当にうれしかった。私たちが帰り、のどかな自然に囲まれて、「次の訪問はいつなのだろうか」と彼女たちが話しているところを思い描くと胸が苦しくなる。 
 今回のツアーは楽しかった、というよりも充実していたという言葉が合うように思う。まり子さんのお話やネパールの人々と接することで、知らなければならないことがたくさんあることを感じた。

 何よりも今回心に残っているのは、想像することの大切さだ。相手の置かれている状況や心情を理解するためには、自分自身に反映させてみるしかないと思う。私はそれができていると思っていた。しかしそれは日本のものさしを持ったままの想像だったのだと感じた。

 自分の想像を実際に近付けるためには、ネパールの政治や経済、伝統、文化、国民性といった背景を自分の中に取り込んでいかなければならないのだと思う。遠い日本からみんなが元気でいてくれることを祈ることしか今はできず無力であるけれども、何が私にできるのか考え続けたいと思う。またあの明るい笑顔に会いたいから、自分にできることを見つけようと思う。

 最後にまり子さん、ラジャさん、ラリグラス・ジャパンの皆さん、そして今回のツアーメンバーの皆さん、ありがとうございました。とても濃い時間を過ごすことができました。そしてこれからはよろしくお願いします!!

3
スタディツアーに参加して

金田 さん
(北海道 社会人 女性)
▲TOPへ
 一冊の本との偶然の出会いが、自分の人生を見直すきっかけとなりました。長谷川まり子さんの「少女売買」を通してラリグラス・ジャパンの存在を知り、ネパールにおける人身売買、女性の地位向上・障害者問題に取り組むNGOの活動を知るスタディツアーの存在を知りました。

 まずは「この目で見よう!」と思い立ちましたが、参加に漕ぎつけるには仕事・家族と、さまざまな問題をクリアしていかなければなりませんでした。

 そんな中で「絶対に行くぞ!」と思いが積もって現地入りをしましたが……。若者に混じってのNGOの活動で、疲労と時差から滞在3日目で腰痛になりました。現地治療のアーユルヴェーダのオイルマッサージを受けました。ベッドの中での痛みとの闘いの中で、私は単なる腰痛。

 ネパールでは国境を越えて年間7000人の幼い少女たちが人身売買の犠牲になり、HIVに感染し、やがてAIDSを発症、そして死に至る苦痛にさいなまれているのです。

 そんな少女たちのことを考えると同じ人間として何という違いでしょうか――訪問したホスピスの人たちの笑顔からは、逆に生きるための力強さと勇気をもらいました。
② 彼女たちの笑顔の中には、自分たちの過去の生をしっかりと受け止めて生きているのです。しかし、この笑顔になるまでには、ラリグラス・ジャパン、長谷川まり子さんたちのNGOの底知れない小さな努力の積み重ねがあることを知りました。

カトマンズ近郊にあるNDWSのデイケアセンターは、地域参加型で上からの援助でなく住民がモチベーションを上げての存続であり、自分たちの問題としてとらえてどう向き合って解決していくかという形で援助の有効性を感じました。

 まり子さんと12日間行動を共にして、彼女の力強さと底知れぬ優しさをうしろ姿から感じとりました。「愚直なまでに誠実であろう」――愛という抽象的な一般的な言葉でなく、10数年間の誠実な積み重ねがラリグラス・ジャパンをここまで育て上げていき、ネパールの少女たち、そして女性たちの解放の一歩へと近づけていったのだと思いました。

 「継続は力なり」この言葉の重さを今回のスタディツアーに参加して思い知らされました。まり子さん、また一緒に参加した徳山さん、ゆきちゃん、まどかちゃん、トミーまた会いたいですね。ナマステ!

4
スタディツアーv(≧∇≦)v イェェ~イ♪

徳山 さん
(東京都 社会人 男性)
▲TOPへ
 ラリグラスのグルメツアーに、あ、いやいやスダディツアーに参加するのは去年に引き続き2回目です。2回目のツアー参加の目的は、現地のみんなに会うこととネパールのおいしい料理を安く食べることです(笑)(^m^ )クスッ

 1年ぶりに再会した子どもたちはとてもたくましく成長していました。その成長は嬉しくもありましたが、同時に寂しさも感じてしまいました。きっと来年も同じことを思う。いや、明日にも子どもたちは成長して今日の子どもたちには会えない。

 だからこそ、今日の子どもたちをいっぱい感じようと思った。そんなことを考えていたら、(ノ_<。)ウルウル 涙腺が緩んでしょうがない(笑)大人になったら今日の思い出写真をいっぱい見せてやろうψ(`∇´)ψウシシシ!!
② みんなに再会できたことは素直に嬉しかったし、楽しかったです。それだけに別れの時は(ノ_<。)ウルウル る、涙腺が(笑) 来年は皆の前で大号泣でもしてやろうかヾ(@† ▽ †@)ノウワーン(笑)

 ツアー中色んなことが起きましたが、それでも最後まで楽しく笑っていられたのはみんなに再会できたことと、行動を共にしたメンバーの存在のおかげだと思います。皆さんには大変助けられました。ありがとうございました。\( 〇 ⌒   ▽   ⌒ 〇 )/♪

PS. 料理も大変おいしゅうございました。(≧ω≦)b (^~^)モグモグ


5
◆スタディツアーに参加して

野老 さん
(神奈川県 学生 女性)
▲TOPへ
帰国した今、ネパールでの日々が“たった2週間”という表現に変わっています。これまで海外に行ったことのない私からすると、慣れない土地で家族以外の人との生活は“2週間も”という表現でした。

 しかし、女性や子どもたちとの出会い、おいしい食事、見たことのない風景、素晴らしいツアー参加者との出会い、そのどれもが私の五感を刺激し、とても充実した“たった2週間”になりました。

 私にとって、最もかかわりの多かったホスピスでの生活は忘れられないものになりました。初めは女性や子どもたちとどのようにコミュニケーションをとったらよいのか、受け入れてもらえるのかなど、さまざまな不安が頭をよぎったのですが、たくさんの笑顔に迎えられ、そんな不安はすぐに消え去りました。

 ホスピスでの食事、女性たちのお手伝い、子どもたちとの遊び、映画鑑賞、レストラン、手品……、本当に楽しいことばかりで、スケジュールが進んでいくのが惜しい気さえしました。

人見知りの私が言葉も通じない誰かとほんの少しでも心を通わすことができたなんて、今でも信じられません。ビーズ検品のときから私はずっとプシュパに笑われていました。しかし、その笑顔で私の心は和み「もっと話してみたい!」という気持ちになれました。
  その後もプシュパのたくさんの写真を見せてもらったり、突然トイレに呼び出されて“ユラユラチョーカー”をもらったり、少しは心を通わすことができているのではないかと自惚れながら、とてもうれしい気持ちになりました。

 さらに心躍らせる体験は続きました。看護師を目指している私は、まり子さんの計らいで、子どもたちから“まどかシスター”と呼ばれたのです。まだ大学生の私は申し訳ない気持ちとうれしい気持ちでいっぱいになり、より一層、看護師になる決意を強め、「看護師にならないと、ここに帰ってこられない」と思いました。

 ツアー中、「私にできることは何だろう?」なんて一度も考えませんでした。目の前の現実を受け入れ、やるべきことを楽しんでやっていたので、私には考える必要なんてなかったからです。それは帰国してからも同じで、やるべきことに向かって「行動あるのみ!」ということに、スタディツアーによって気づきました。

 日本に帰ってきてからというもの「あー、ネパールに帰りたい」が私の口癖になっています。ふとした瞬間に自分でも無意識に、しかも「行きたい」ではなく、「帰りたい」と……。よく友人などから「またネパールに行きたい?」と聞かれます。その時に私は決まって「行きたい!」「みんなに会いたい!」そして「絶対にまた行くよ」と答えています。
▲TOPへ

〒108-0072 東京都港区白金3-10-21
TEL&FAX 03-3446-2193
e-mail info@laligurans.org
Copyright (C) Laligurans Japan