2015年夏(35回)スタディツアー感想文
7)松本さん(静岡 学生 女性)
 私は、今回初めてネパールを訪れました。このツアーに対する参加動機は、大学で毎年行っているネパールでのゼミ活動が中止になったことと、自分の肌で現地を感じたいと思ったことがきっかけでした。

 ツアーを知る以前に、ネパールには、人身売買が今もなお続いていること、またその被害者の多くは少女だということを知る機会がありました。私はそこから、彼女たちを知りたいと思うようになりました。

続き
 実際に行ってみると、息をのむほどの自然の美しさ、人なつっこい人々の温かさ、本当にこの国に人身売買なんて存在するのだろうかと疑わされるほどのものがありました。

 また、被害者の彼女たちには今の私には絶対に持てない強さを感じました。今の自分が恥ずかしくなるほどでした。

 貧困や、レイプ被害で捨てられていく赤ちゃんたち。この子たちのアイデンティティや将来はいったい、誰にどんなふうに責任を問えばよいのだろうと思いました。

 今回のツアーで強く心に残ったことは、いかに自分が彼女たちのことをイメージでしか考えていないかということ、また、本当に救いたいのなら資金が必要なのだということです。 とても、自分の人生に大きな衝撃を与えてくれたスタディツアーでした。

 最後に、ツアー関係者の皆さま、またマイティなど各施設の関係者の皆さま、本当にお世話になりました。この素晴らしい活動をこれからもぜひ、続けていただきたいと思いました。 私は私なりに、貢献できる方法を模索し、実践します。本当にありがとうございました。

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