2015年夏(35回)スタディツアー感想文
8)峰﨑さん(千葉 学生 女性)
○スタディツアーに参加するにあたって
 念願だったネパールに行けたこと、心からよかったと思っています。

 今年の春、私は、長谷川まり子さんの『少女売買』(光文社)を読み、ラリグラス・ジャパンの存在、スタディツアーの存在を知りました。 絶対にツアーに参加して、この子たちと楽しい時間を一緒に過ごしたい! と思っていた矢先、ネパールでの地震がありました。 女の子たちは無事なのだろうか、今年は行くことができるのだろうかと思っていましたが、ツアーが実施されることを知り、これは行くしかない! と決心し、スタディツアーへの参加を決めました。

続き
 しかし、案の定両親から猛反対がありました。普段、私は大学で国際協力の団体に属しているため何度か海外に行ったことはありましたが、今回は地震の直後ということもあり、両親も「絶対反対!!!」という感じでした。 しかし、私は東日本大震災のときに被災地にボランティアに行った際、海外から私よりも長い期間滞在して復興のお手伝いをしている方々がいることに衝撃を受けました。

次は私がお手伝いする番だ! と思い、被災地活動が含まれている今回のツアーにどうしても参加したいと強く思っていました。 このように両親と対立する中、ラリグラス・ジャパンの秋山佳子さん、そして代表の長谷川まり子さん直々に両親を説得してくださり、承諾を得ることができ、参加することができました。

ツアーの魅力
 まず、私がツアーに参加して驚いたことがリピーターさんの多さです。私は大学の関係で1日遅れて参加させていただいたのですが、もうすでにアットホームな雰囲気が完成されていて、驚きました。 話を聞いてみるとだいたい半分ほどの人が前回の参加者、何年かぶりに参加している方、毎年参加している方という方々でした。初めは「すごいなー」としか思っていませんでしたが、次第にその理由がわかっていきました。 その理由は、3点です。

 1点目は「女の子たちとの約束」です。ツアーの中では、多くの女の子たちと出会いました。いろんな子がいましたが、皆に共通していることは「私たちが来ることを楽しみにしている」ということです。 女の子たちは皆とっても人懐っこくてかわいいです。見つけるとすぐに走って駆け寄ってきてくれます。私はみんなと過ごす時間がみんなにとって楽しい時間であってほしいと願いました。

 別れのときには「また来るからね」とよく約束しますが、約束したからには必ず守らなくてはいけません。 なぜなら、女の子たちにとってピクニックに行ったり、みんなで踊ったりする時間は年に何度もあるわけではないのです。そのため、約束したら1年間ずっとその日を待っているということを教えていただきました。 実際にみんなで遊んでいる最中にも「次はいつ来るの?」と聞いてくることもありました。そのくらい楽しみにしているんです。 そのため、女の子たちと「また来るね」と約束したからまた会いに来ましたという方も多くいらっしゃいました。

 2点目は「学生と社会人が一緒に行動する貴重な時間」です。ツアーの参加資格が18歳以上という規定しかないため今回のツアーでは半分が学生、半分が社会人という割合でした。 そのためツアー中もさまざまな角度の視点からの意見を聞くことができ、1つの情報に対して何倍もの収穫があるため情報量が膨大でした。 また、ツアーの内容以外でも社会のことや私自身のこれからの人生設計など普段大学で学生と関わっているだけではなかなか聞くことのできない話を聞くことができました。 また、10日間以上一緒に活動するため年齢問わず皆さんと仲良くなることができます。職種もさまざまな方がいて、お話するだけでも勉強になりました。

 3点目は「長谷川まり子さん」です。もう自分の語彙力のなさが悔しいですが、すごい! としか言いようがありません。 人身売買の分野のみならずさまざまな分野の知識がとてつもなく豊富で、女の子たちや現地のスタッフ、通訳のラジャさんとの信頼関係を見ると、私には想像もできないほど長い道のりを歩んできての今なのだろうと感じさせられました。 少しでもわからないことがあるとすぐに説明してくださり、質問を投げかけると私が望む答えの倍の答えで返してくださいます。移動中の車内での会話も内容の濃いものが多く、すべて聞き逃してないか悔しいほどです。まり子さんにはすべてがお見通しされているような気がしました。まり子さんの人柄に皆さん惹かれているのでしょう。
 以上3点がスタディツアーの魅力であり、リピーター率の高さの理由だと思います。

参加してみて
 人身売買の被害者の子や、HIVに感染している子(母子感染、旦那から)、震災の被害者みんな一生懸命に生き生きと生きていました。 というのも、みんなでピクニックに行ったときもとっても素敵な笑顔で溢れていて、みんながHIVに感染していることなんて忘れてしまうほどでした。 その反面、どうして私と同年代の子が違う土地に生まれただけでこんな目に合ってしまうのだろうとも思いました。

 そして、もうこれ以上同じような子を出したくないと感じました。ツアー中「私にできることは何だろう。私にできることは何だろう」と何度も考えました。 そして、予防の要とされていた“教育”というワードが引っかかりました。この直勘を信じて少し進んでみたいと思います。

 また、ツアーを通じて私自身もっともっと勉強しなくてはいけないと強く感じました。今までは英語があんまりできなくてもノリで全然いける! と正直思っていました。 しかし、今回はそれが通用しませんでした。というよりも、もっと話したいこと、伝えたいことがあるのに伝えられなくてもどかしい気持ちがありました。そして、人身売買のことももっと勉強したいと思いました。
 私自身成長して、またみんなに会いに行きます。

 今回、一緒にツアーに参加させていただいた、歩く辞書 大野国さん・みんなのお兄さん おとくさん・かっちょいい姉御 めぐ姉さん・圧倒的な包容力 すーさん(スーマヤ)・すべてがかわいい 柴田さん・ブラックなところも素敵 なるちゃんさん・モンゴルマン ゆみか・見た目はホラン中身はおやじ ゆみ・圧倒的な存在感 もっちゃん 皆さんに出会えて本当によかったです。そして、ツアーを企画・運営してくださったラリグラス・ジャパンの皆さま、風の旅行社さま、一緒に同行してくださったカメちゃんさん(グル様)、ラジャさん(ラジャ子)、代表のまり子さんに心より感謝申し上げます。

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