2017年夏(37回)スタディツアー感想文
5)大畑さん(埼玉 学生 女性)
笑顔の力

 夏休みの気だるさを引きずったまま、出発の日を迎えました。当日になるまで実感が湧かず、少し不思議な気持ちでした。しかし、カトマンズの空港へ着陸する瞬間、密集した高さがバラバラの赤い建物スレスレで下降していく光景を見て、「ついにネパールに来たんだ」と、高揚感とともに、やる気が漲るのを感じました。

 私は学校のSGHプログラムを通して、団体でこのスタディツアーに参加させていただきました。事前説明会で、私たちが最年少参加であることと、ピクニックはとても暑く、ハードであることを知り、「体力勝負。精一杯働く。絶対弱音を吐かない」ということを目標にしました。結果、強靭な胃腸のおかげで、終始元気よく動き回れました。

続き
それでも、ピクニックでずっと踊っているとさすがに疲れます。しかし、ネパールの少女たちはずっと笑顔で踊り続けていました。この体力が日々の過酷な肉体労働から生まれたものと思うと、すごいと思う気持ちもありますが、私の生活と少女たちの生活の大きな違いを目の当たりにして、ショックを受けました。

 少女たちの笑顔はとても輝いていました。ナマステと挨拶をするときの少し照れた笑顔。一緒に遊んだり、踊ったりしたときの楽しそうな笑顔。ザードゥーと唱えるワクワクした笑顔。忘れられません。純粋な心の美しさを深く感じました。私自身も自然と笑みがこぼれ、「この子たちの笑顔がもっと見たい。もっと笑ってほしい」と素直に思い、頑張ることができました。仲良くなった女の子からもらった手紙に、「BYE AND SMILE」と大きく書かれています。これを見たとき、「笑顔の力」を強く感じました。笑顔には、笑う側にも受けた側にもパワーを与えると思います。まだ心の傷が深く、笑顔がない少女にも、早く笑顔が戻ってほしいと心から願います。

 このような少女たちの元気な笑顔を見ていると、忘れてしまいそうですが、ふとした瞬間に見せる少女売買の闇があります。心の傷、火傷や傷跡、エイズの薬は一生残り、消えません。少女たちの人生をめちゃくちゃにします。やり場のない怒りがこみ上げてきて吐き気がします。しかし、彼女たちはそれを乗り越え、未来に向かって笑顔で努力をしています。その姿を見て、かわいそうと思う気持ちよりも、ただただ尊敬する気持ちでいっぱいです。そして、その努力する姿を応援したい、元気づけたいと改めて強く思いました。

 今回ネパールに初めて行って、ネパールの生活、仕事、文化、食、価値観、宗教、政治を全身全霊で感じることができました。ショックを受けることもありましたが、ネパール人の温かい心や頑張る姿は本当に素晴らしいと感じましたし、街中にある寺院、チベットの旗、民族衣装の色など受け継がれてきた文化が色あせず残っていることはネパールを語る上で、大切なことであると思います。

 帰国後、ネパールの少女への想いは強くなる一方です。こうしたらもっと楽しんでもらえたかな、もっと準備できたのに……と少し悔いが残ります。

 私はまだ学生のため経済面の支援はできませんが、ネパールの少女売買のこと、今回の経験・感じたことをより多くの人に伝えられるように、また、今回の反省点を来年の参加者に伝え、さらによいパフォーマンスになるように努めていきます。そして将来、有名になって、お金持ちになってネパールの少女たちの支援へとつなげます!

 いつになるかわかりませんが、必ず、また参加させていただきます!今回のような貴重な経験を与えてくださり、本当にありがとうございました。

 一生忘れません。

Copyright (C) Laligurans Japan